国登録有形文化財 旧島袋家住宅高倉

富の象徴高倉

高倉は、穀物を保存するための建造物で、通気性を確保しながら ネズミなどの害獣を防ぐ工夫が施されています。通常、一般民家には高倉はなく、 高倉を持つことは裕福な家の証でした。

旧島袋家の敷地内には高倉が併設されており、 羽地村源河一帯を仕切っていた百姓一族である島袋家の豊かさを象徴しています。

歴史や背景

種子・穀物を保存する工夫として、通気性を保つために地面から高く離れた場所に、太陽の直射日光が入ってこないよう独自の角度をつけた壁が寄棟式で建てられています。
建物の柱からネズミが入ってこない様に柱が床の内側にくるようにして柱と床の接点が直角にして「ネズミ返し」が施されています。