国登録有形文化財 旧比嘉家

竣工年1877年
移築前所在地南城市玉城百名

旧比嘉家は沖縄本島南部、玉城百名 (現在の南城市玉城百名)に1877(明治10)年に建築されました。

琉球王国が沖縄県になるのが1879(明治12)年であるので琉球王国末期の建築であるといえます。琉球村へは1982(昭和57)年に移築されました。 

比嘉家は玉城百名にある沖縄の稲作の発祥地「受水拝水」の領主を兼ねた地主です。

琉球王朝時代から500年も続く名家であります。この民家の建築的特徴としては、一番座の床の間の横に「ミツモノガナシ」と呼ばれる神が祭られていることです。

これは比嘉家が稲作儀礼と深くかかわっていたことをうかがわせ、他の民家にはまずみられない貴重な特徴だといえます。

また、比嘉家が所有していた「受水排水」は古来から国王が参拝する聖地とされてきました。ゆえに比嘉家には他の家屋にない建築的特徴がみられるのです。