国登録有形文化財 旧玉那覇家

明治前半期の一般民家

竣工年1891年
移築前所在地恩納村塩屋

歴史や背景 

旧玉那覇家は、1891年頃に恩納村塩屋に建てられ、1982年に琉球村へ移築されました。

建設時の家主は、琉球王国時代に活躍した護佐丸(ごさまる)という有力な武将を祖先に持つ一族です。
琉球王国が解体された後、その一族は王都首里から恩納村塩屋に移り住み、旧玉那覇家を建築しました。

旧玉那覇家は、明治前半期に建築された一般民家の間取りがそのまま活かされており、現在は琉球村でその姿を見学することができます。

注目ポイント

開放感のある間取り

沖縄の古民家の特徴として、仕切りが少なく風通しが良い間取りが挙げられます。

旧玉那覇家も例外ではなく、開放感あふれる空間で心地よい風を感じながら過ごすことができるでしょう。

旧玉那覇家周辺には、エイサーショーを行う広場があり、公演までの間に一休みするのに最適な場所です。

ヤギ小屋

旧玉那覇家の敷地内には、ヤギ小屋があります。

ヤギは栄養価が高いため、沖縄では昔から家畜として重宝されてきました。

特に、お祝い事があると、ヤギを一頭つぶして食べるという風習があり、現在でも、新築祝いや入学祝いなどでヤギ料理を振る舞う家庭もあります。

琉球村で体験できること

旧玉那覇家では、名物ネーネーと会話をしたり、琉球村オリジナルブレンド琉健茶の試し飲みをすることができます。

ネーネーとの会話

旧玉那覇家には、名物ネーネーと話せる場を設けています。

ネーネーはお茶を振る舞ったり、うちなーぐち(沖縄の方言)を教えてくれるなど、人とゆんたく(お喋り)することがだいすきです。

話しているうちに、まるで琉球王国の現地人と交流しているような気持ちになれます。

琉健茶の試し飲み

旧玉那覇家では、琉健茶の試し飲みもできます。

琉健茶とは、38種類の野草をブレンドした琉球村オリジナルの健康茶です。

ネーネーとの楽しい会話を楽しみながら、琉健茶を味わってみてください。