毛遊び(モーアシビ)とは、かつて沖縄で広く行われていた慣習。毛とは、野原のこと。夜な夜な若い男女が野原や海辺に集い、飲食をともに唄や踊りを通して交流していた現代で言うところのコンパです。毛遊びは単に男女の出会いの場としてのみならず、民謡や楽器演奏技術、舞踊、民話など文化の伝承の場として重要な機能を果たしていました。沖縄の多くの音楽家は毛遊びで楽しみながら、即興演奏や歌詞の面白さ、掛け合いを競い合うことによって音楽的素養を磨いたのです。毛遊びは、新しい民謡を次々に生み出す原動力だったという事が言えるでしょう。
photo: ジャン松元
JOHN MATSUMOTO WEB SITE 「CHAOS~OkinawaAmericaAsiA~」
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「海ぬチンボーラー」は、伊江島の古い民謡が那覇の遊郭に伝わり、歌詞もメロディも自在に変化して今日に伝わる歌です。酒の宴、遊郭で毛遊び的に広がった曲だけに、歌詞は非常にユーモラスであり、少しエロティックに感じるかも。幾通りも歌詞が生まれている即興性、自由度の高い楽曲。リズムとメロディーが非常にキャッチーでリズミカルなため、今でも宴で歌われることが多く、最も県民に親しまれている曲のひとつとなっています。ユーモラスに歌い踊る「海ぬチンボーラ」、セッション感覚で楽しめる、現代に生きる楽しい沖縄民謡です。
「海ぬちんぼーらー小 逆ない立てぃば~」 沖縄県民にコミカルな歌詞とメロディーで親しまれている沖縄の遊び唄、海ぬチンボーラー。チョンダラーと楽しく踊って沖縄民謡の楽しさを体感です。この歌から感じる沖縄の原風景を音楽旅行。
琉球村と沖縄音楽旅行のタイアップ企画! 3月~5月の琉球村のテーマ曲は、「海ぬチンボーラー」。誰でも簡単に楽しく踊れる「海ぬチンボーラー」のアトラクションがスタートします。沖縄音楽のすばらしさは、参加して楽しめるところ! 100年先に伝えたい沖縄の歌と風景を琉球村で御体感ください。