100 OKI SONG

「マミドーマ」 ~今に伝わる歌と踊り 琉球の原風景を訪ねる旅~

「まみどーまよ まみどーま 女童どぅ女童」。マミドーマとは、男勝りによく働く女性、真の女性という意味。琉球村では、「マミドーマ」を園内で実演。古の沖縄の農作業の様子を、歌と踊りを通じて未来に伝承しています。ぜひ、琉球村でご体感ください。

photo: 関 康隆 Yasutaka Seki Photography
facebook page https://www.facebook.com/y.seki.photo
Website http://yasutakaseki.com

マミドーマ

沖縄はウマチーの季節
今年もウマチーの季節がやってくる。ウマチーとは、豊穣祈願や収穫祭のこと。かつて沖縄(本島)では、旧暦の2月に「ニングヮチウマチー」として麦の豊穣祈願、旧暦3月の「サングヮチウマチー」では麦の収穫祭を、旧暦5月の「グングヮチウマチー」では稲の豊穣祈願、旧暦6月の「ルクグヮチウマチー」では稲の収穫祭の年4回行われていた。ウマチーは、琉球王朝時代に盛んに実施された。王朝に仕える女性の神職「ノロ」や役人が、それぞれの集落の拝所を訪れ巡礼した。 現在は、麦稲四祭全ての儀礼を行う集落は少なく、旧暦5月、6月のウマチーのみ御願を行う地域が多い。御願が終わると賑やかな宴が始まる。

働き者の女性マミドーを歌った労働歌、「マミドーマ」
そのときに歌い踊られる曲が「マミドーマ」だ。マミドーマは、カマ、クワ、ヘラを手に、軽快に農作業の様子を表現し踊られる、八重山生まれの民謡。マミドーマのマミドーとは、真の女性という意味(マ=真、ミドー=女性の意)。武富島の働き者の女性で、畑仕事で農具を使わせても男勝りだったことから「女の中の女」、「マミドー」と呼ばれた。もともと八重山では、「マミドー」という曲名で、種子取祭で数多くある奉納芸能のなかのひとつだったそう。それが、徐々に余興用にアレンジされ、沖縄の至る所で歌われるようになった。

琉球村の年中行事「グングヮチウマチー」で「マミドーマ」を披露
琉球村では、2020年7月5日(旧暦の5月15日)に年中行事イベント「グングヮチウマチー」として、「マミドーマ」が披露される。種まき、耕作、収穫など農作業をストーリー仕立てで紹介し、豊穣祈願を行う「グングヮチウマチー」、琉球村でぜひご体感ください。

  • ① マミドーマのマミドーとは、真の女性という意味
  • ② マミドーマは、カマ、クワ、ヘラを手に、軽快に農作業の様子を表現し踊られる
  • ③ 緑豊かな沖縄の田。五穀豊穣を願う
  • ④ 【マミドーマ演舞】2020年8月14日までの期間、道ジュネ―の際、実演。2020年7月5日に年中行事「グングヮチウマチー」予定
    ※新型コロナウイルスの影響で2020年4月10日より6月30日まで臨時休業いたします
    【撮影モデル】踊り手 女性:兼城美幸、與那覇利奈/踊り手 農民:友利剛太、黒木綾子、山城翔、山城誠、石嶺眞之助/地謡:國吉史江
マミドーマ
琉球村
  • 住所 沖縄県恩納村字山田1130
  • 電話 098-965-1234
  • 業営 9:00~17:30(受付17:00)
琉球ナビィロード
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琉球村35周年記念オリジナルCD
PRICE: 2,160円(tax in)

「マミドーマ」 八重山民謡

1)まみどーまよ まみどーま 女童どぅ女童 ※ウーヤキ ユノーレ

2)まみどーまや 何処生り 女童や何処生り

3)竹富に生りてぃり 仲嵩に産てぃり

4)朝に起すり 早朝に目ゆすり

5)大鍬ゆ取り持ち 長ぴらゆ取り差し

6)大畑 走り行き 長畑走り行き

「マミドーマ」 琉球村実演用歌詞

1) まみどーまよ まみどーま 女童どぅ女童 ※ウヤキユナホーネ ウヤキ マミトーマ

2)鍬打ちぬ うむさや びら使いぬ 珍さや

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