神々へ祈りを捧げる為に生まれてきた宮古島の古謡。それが徐々に変化し「クイチャー・ブドウイ」が誕生し、宮古島の民に愛さ れてきた。琉球村では「、道ジュネー」の中で毎日「、クイチャー・ブドウイ」が踊られます。ぜひ、体感してください。
photo: ジャン松元
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「クイチャー・ブドウイ」は、性別、年齢 等に関係なく、誰でも踊れる、宮古地 域を代表する民俗芸能集団舞踊です。 「クイチャー・ブドウイ」のクイは「声」、 チャーは「合わす」、ブドウイは「踊り」 の意。通常は誰からともなく、手拍子を 打ちながら歌い出し、次第に円陣をつ くりつつ、両手を上下に振り、大地を踏 みしめて飛び、跳ねる。初めはゆるや かに、次第に激しく、リズミカルである と同時に、ダイナミックに繰り返される「。大地の埃を舞い上げ、雲を呼ぶ」 ことから、クイチャーは雨乞い祈願に 始まるとされている。クイを神に「乞う」 と解する説もある。時代が下り、若い男 女の娯楽に転じ、夜を徹して歌い、踊り 明かしたと伝えられる。 沖縄、宮古、八重山の島々の歌謡は、呪 祷的歌謡から叙事的歌謡、抒情的歌 謡へと変遷してきたと言われている。 17世紀半ばの記録によれば、宮古の 最高の神職大安母(ウプアム)は国王 から任命されるとき、国王の面前で「アヤグ(歌謡)を歌いクイチャーを踊る」 事を慣例としていた「。クイチャー・ブド ウイ」は、宮古を代表する歌舞なのだ。 太平洋戦争後、ほとんどの集落で、三 線や鉦鼓(しょうこ)等の伴奏がつき、 衣装もそれぞれ工夫を凝らすように なった。豊穣を願う民衆の祈りのなか から生まれ、唯一の娯楽として親しま れ、宮古を代表する民族芸能へと発展 してきた。伝統クイチャーと創作クイチ ャー、宮古の集落の数だけクイチャー があるとい言われる程、地域独自のクイチャーが数多く存在している。数多 い演目の中で「漲水のクイチャー」は、 宮古人なら誰もが踊れるというまさに 宮古を代表するクイチャー。その「漲水のクイチャー」を沖縄本島の人々や観 光客にも広く伝えたいと、琉球村でも 道ジュネーの中に取り入れてます。 ぜひ琉球村で宮古の文化の一端に触れてください。宮古島では、毎年11月初 旬にクイチャーフェスティバルを開催。 機会があれば、本場宮古島の「クイチ ャー・ブドウイ」もご体感ください。
琉球村で琉球のうたと踊りを体感! 琉球村と沖縄音楽旅行のタイアップ企画! 多幸山にちなんだオリジナルの寸劇を制作! 山の向こうの男性に恋いこがれる美しき女性。いても立ってもいられず、多幸山を越えて会いに行く。しかし、宿道には、フェーレーが……。波瀾万丈のラブストーリー! 期間中の第二、第四土曜日に披露します。100年先に伝えたい沖縄の歌と風景を琉球村でご体感ください。