沖縄では、今でも旧暦進行で行われるお盆。旧暦の7月13日が近づくと、各所で聴こえてくるエイサーの太鼓の音が聴こえてき ます。琉球村では「、道ジュネー」の中で毎日、エイサーが踊られます。沖縄のエイサーをぜひ、体感してください。
photo: ジャン松元
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エイサーとは、本土の盆踊りにあたる 沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各 地域の青年会がそれぞれの型を持 ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら 練り歩く。これを「道ジュネー」と言う。 エイサーの形態はいくつかに分類さ れるが、現在では、そのほとんどが大 太鼓、締め太鼓を中心とした「太鼓エ イサー」だ。旗頭、太鼓踊、手踊、チョ ンダラー、地謡で構成される。地謡(じ うて)とよばれる唄い手からは、よなは徹、松田一利、上間綾乃など、現在 も多くの唄者を排出している。エイサ ーは、沖縄音楽にとって、大きな役割 を担っているといえる。 エイサーの起源については、今も検 証され続けているが、文献が少ないため、様々な説がある。1603年から1606年にかけて当時の琉球王「尚寧 王」より知遇を得た浄土宗の「袋中上 人」が仏典を踊りながら唱える「念仏 踊り」を伝え、沖縄独自の念仏踊りの 形態であるエイサーへと発展したという説が最も有力とされている。 現在沖縄では、青年会の伝統エイサ ーの他にも、アクロバティックに演出 された創作エイサーの活動も盛ん。 琉球村で毎日上演されるエイサー は、青年会の伝統エイサーのスタイ ル。曲目は、「仲順流り」、「てんよう 節」「、いちゅび小節」などエイサーの スタンダ-ド曲だ。戦前や終戦直後、 娯楽が少なかった沖縄では、エイサ ーの練習が若人が集う社交場でもあ った。そういう流れから「、いちゅび小節」のような恋歌、遊び歌もエイサー の楽曲として親しまれてきた。勇壮な 中にも遊び心があるエイサーを琉球 村で体感してください。
琉球村で琉球のうたと踊りを体感! 琉球村と沖縄音楽旅行のタイアップ企画! 多幸山にちなんだオリジナルの寸劇を制作! 山の向こうの男性に恋いこがれる美しき女性。いても立ってもいられず、多幸山を越えて会いに行く。しかし、宿道には、フェーレーが……。波瀾万丈のラブストーリー! 期間中の第二、第四土曜日に披露します。100年先に伝えたい沖縄の歌と風景を琉球村でご体感ください。