「じんじんじんじん 酒屋ぬ水くゎてぃ 落てぃりよー じんじん 下がりよー じんじん」。老若男女、広く沖縄県民に愛されている童謡のひとつ「じんじん」。沖縄のホタルと星空を観賞するツアーが琉球村で8月スタート。沖縄の原風景を音楽旅行しましょう。
photo: ジャン松元
JOHN MATSUMOTO WEB SITE 「CHAOS~OkinawaAmericaAsiA~」
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「じんじん じんじん 酒屋ぬ水くゎてぃ落てぃりよー じんじん下りよー じんじん」。老若男女、沖縄県民に広く愛されている童謡(沖縄のわらべうた)のひとつ「じんじん」。三線の入門曲としても良く使われる。意味は、「ホタルよホタル、酒屋の水を喰って、落ちろよホタル、下がれよホタル」となる。日本には47種のホタル生息していて、そのうち沖縄には約半数の種類のホタルが分布するとされる。沖縄本島には7種類のホタルが生息。1994年に久米島で「クメジマボタル」が、また西表島、石垣島にのみ分布する「イリオモテボタル」が発見され新種記載された。沖縄は、まさにホタル・パラダイスなのだ。ホタルが観賞できるのは、梅雨明け後の6月下旬から9月頃まで。月明かりがない、雨上がりで湿度が高く風の影響がないなどの条件が揃うと活発に活動する。
ホタルが発光するのは、オスとメスが出会うためで、メスの弱い光に対してオスが強い光を放つ。寿命は、長くても7~10日。絶滅の危機に瀕している希少な生物なので捕まえるのは厳禁。また、明るい場所や光が苦手。観賞の際は、懐中電灯や携帯電話などもつけないように注意が必要。「じんじんじんじん……」。幻想的なホタルの光を観賞し、南国沖縄の悠久の時の流れを感じてみよう。
夏休み期間中夏まつり「ホタル ジンジン ツアー」を実施! 琉球村と沖縄音楽旅行のタイアップ企画! 6月末~9月の琉球村のテーマ曲は、 「ジンジン」。8月の夏休み期間中、琉球村では、夏まつりを開催。また、ホタルの 光と夜空の星を観賞する「ホタル ジンジン ツアー」も実施。沖縄音楽のすばら しさは、参加して楽しめるところ! 100年先に伝えたい沖縄の歌と風景を琉球村 でご体感ください。