「唐船どーい さんてーまん一散走えーならんしや ユーイヤナー」。この曲がかかると沖縄県民はみな踊り出すといっても過言ではない「唐船ドーイ」。この曲に合わせて楽しく踊るワークショップが琉球村でスタート。沖縄の原風景を音楽旅行しましょう。
photo: ジャン松元
JOHN MATSUMOTO WEB SITE 「CHAOS~OkinawaAmericaAsiA~」
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沖縄で、お目出度い宴のおひらきで、必ずと言っていい程踊られるカチャーシー(沖縄独特のフリースタイルの踊り)。カチャーシーとは、「かき回す」の沖縄の方言「カチャース」が語源となっている。そのカチャーシーによく使われる代表的な曲、それが「唐船ドーイ」。唐船は交易の為、シナ(中国)や朝鮮、フィリピン、インドネシア、タイなどと自由に交易し、長い危険な航海から沢山の交易品を持ち帰ってきた。その唐船が帰ってくると「唐船が戻って来たぞ!」と港に一目散に走って集まり、にぎやかに祝った。中国、東南アジアとの貿易は、薩摩の支配をうけてからも続けられた。航海から船が無事沖縄に着いた喜びをうたいあげている。尚巴志による那覇築港後、その商業地区を那覇と呼び、東村、西村、泉崎村、若狭町村を那覇四町として栄えていった。
「唐船ドーイ」に歌われている港は、1950年代に戦後復興の象徴として市営団地を建設するため埋め立てられた。現在は、若狭地区に新港が建設され海外からの大型船が入港する沖縄の海の玄関のひとつとなっている。「唐船ドーイ」には、琉球の先達の暮らし、願い、喜びが反映されているのです。カチャーシーで福を呼び込みながら幸せをカチャーシましょう。
唐船ドーイに合わせてカチャーシー・チャンピオンを目指そう! 琉球村と沖縄音楽旅行のタイアップ企画! 3月~5月の琉球村のテーマ曲は、「唐船ドーイ」。誰でも簡単に踊れる「唐船ドーイ」のワークショップがスタートします。そしてカチャーシー・チャンピオンを選定、記念品を贈呈します!! 沖縄音楽のすばらしさは、参加して楽しめるところ! 100年先に伝えたい沖縄の歌と風景を琉球村でご体感ください。